30分押しの19時開場となったものの、開演は19:10ぐらい。これぐらいはよくあることみたい。twlは靴を脱いで入る方式。これ、座れれば靴脱いでるのが楽だけど、立ち見が出ると冷えて辛いんじゃないかなあなどと無駄なことを考えつつ。会場はそこそこの埋まり具合? ぎゅうぎゅう詰めではないけど席はだいたい埋まってる状態。40人ぐらいかなあ。
日本人の英語でのナレーションでオープニング。やや大きすぎるBGMを背負ってMCの二人が登場。イベンターでもあるドルフィンマンと、毎回変わるゲストMCは今回はラヴドライブのツッコミ、保岡氏。
初対面ということでドルフィンマンを質問攻めにする保岡氏。ドルフィンマンの由来は以前組んでいたコンビがドルフィンズだったから。保岡氏"イルカ押しますよね" ドルフィンマン"癒し効果があるから!"。
しかし実は他のライブで会ったことがあるとドルフィンマンは主張。保岡氏"眼中になかったのかも"。また保岡氏、隣に居るのが相方じゃないのが落ち着かないとも。大丈夫なのかこのMCは(笑)。
全体を通してみるとちょっと長い気もしたけど、この日の昼に保岡氏が入ったラーメン屋がえらくまずかったという話で笑い声が起きる程度に客席を温めてから、第一部の出演者名を一気に紹介。予定に入っていたジョン・レノソは風邪のため欠席。保岡氏"やる気ないですよねあの人! これがテレビの仕事とかだったら風邪でも行くでしょ!" ドルフィンマン"いや、意外と休んでるらしい(笑)"。
二人がハケ、暗転・音楽・改めて一組目のコール。
デスリガンは三人漫才。ボケがイラン人で、赤いメガホンを持ったツッコミ二人は日本人。ネタはイラン人から見た日本について。まだあんまりやったことのないネタなのか、ちょっとぎこちない。客席もまだ盛り上がりにかけるところはあったが、彼人らが一組目というのは構成的にどうだったんだろう。
ホットケーキ(パンケーキ)はコント。うってかわってセリフ読みなどが自然。いや、実際にこんな人等いたらヤだけど(笑)。ネタは…なんだろ。おじさんデビル、でまとめていいんだろうか。ストーリーがある不条理コント。なんだそれ。にんじんごっこがもの凄い面白かった。わけわかんないけど笑わしてもらいました。
ヤングチャイルドもコント。ネタは、ティラノザウルス佐藤と幼なじみ。二人ともシバイが上手い。ちょっと演劇みたいな匂いがする。回数は少ないけど確実に笑わせているボケも結構好き。惜しむらくは幼なじみのキャラがイマイチわからなかったので二人の関係性でガンガン笑えなかったところかなー。他のネタも見てみたい。
梶田学志はスケブ使用の一人コント。梶田式の授業風景。やってることは面白そうだけど笑いは…。あれはもう言葉選びなんじゃないのかなあと思うけど。半年後くらいにまた見れれば全然変わってそう。
東京ロンリーboysは漫談。恋愛についてのグチ切れツッコミ。やや身売りっぽいネタだったが、面白かった。切れたあとにニコニコしながらすーっと引いていく間が凄く好きだ。途中途中に挟まっている小ネタに、会場もなんか知らんがやたらウケてた。目当てはこの方だったのだけど、行ってよかった。
ムートンはある意味では正統派の漫才。ネタはビギナーズラック。二人して設定に入らないいわゆるしゃべくりって奴か…しかし声でかっ!! ネタも面白かったと思うんだけど、だいぶ笑ったと思うんだけど、ツッコミの人の声のデカさに内容ちょっと霞んだ。けして不快なわけじゃなく、ただビックリした。
あんどりゅうはコント。ネタはコンタクト探し。ボケが(悪い意味でなく)わかりやすい。伝わりやすいというか。ちょっとばらばらしてる感じもあるけど元気だからいいんじゃないかなあと。エビがー(笑)。バランスがいい感じもする。もうちょっと腰据えた感じのネタがあれば見てみたいなあ。
ここで一部終了、再びMCの二人が登場。
ロンリーさんがウケてたとか。"ロンリーロンリー"という、ブリッジみたいなのがあるんですが、その日の調子によって出す指の数が違うらしい。三本でやってる時は好調で、ドルフィンマン曰く"0本のときは下痢だとか言ってた"。
二部の出演者を通して読み上げる。大トリの予定のスパルタ教育がダブルブッキングで、まだ会場に着いていないが、まあ間に合うだろうと。ドルフィンマン"間に合わなかったらなんとかしますよ。延長させて…9時24分とかまで。野球中継みたいに"。
4tはピン芸。一言で言えば、自由だ(笑)! ギャグを言いながら踊る…というか動く。何を言ってるかはほとんど聞き取れない。ので、最初は会場もぽかーんとしていたのだが、いわゆるライブのノリである。ラスト2ネタぐらいで妙に笑えてくる。隣の席に座っていた、当日券で入ってきていた男の人が相当ウケてた。
ミスマッチグルメは漫才。ネタは、いろんな音に歌詞をつけてみようというもの。初めはツッコミの人の芸人ムードに気おされてどうなのかなあと思っていたんだけど、これが面白い。ボケが独創的。ツッコミも、ややくどいけどフレーズとしては面白い。ボケが独特の味を出して飄々としてるから、なおクドく感じるんだろうなー。うまく馴染んだらもっともっと面白くなると思う。他のネタ見たい。
ア・テンションはショートコント。ネタは○○な先生シリーズ。以前路上で見たことあったんだけど、相変わらずのハイパーハイテンション。何を言っているかとかはもうなかばどうでもいい、勢いで笑わせられるコンビ。ところでここはショートコントしかやってないんだろうか?
ラヴドライブは漫才。ネタは"タチの悪い酒呑みは嫌だ"。一度見たことがあったんだけど、前のときから"上手"だったところに今回のネタは"面白さ"が足された感が。でもあれだけ上手いなら、もっともっと面白くなると思う。
チキンジョージはコント。ネタは"紙芝居屋になりたい"。アクシデントでスタンドマイクが出たままになっていたのだが、ネタを崩さずに対処して笑いを取っていた。固定ファンがいるのか先笑いが耳についたけど、こういうじっくりストーリーのある一本ネタは好きだ。後半の畳み掛けは漫才に似たスピード感があって面白い。前半はちょっとダルい気もする。笑わせる雰囲気のある二人。また見たい。
スパルタ教育が登場するはずが、MC登場。ドルフィンマンの元に"今中野に着きました"とのメールがあったそうで、その間を繋ぐ二人。中野駅から衣装を着たまま走っていて欲しいという話。ドルフィンマン"いつもより濃い赤の全身タイツが見られるかもよ"。それから、スパ教の単独ライブは後ろの方を20人くらい芸人が占拠しているらしい。
ドルフィンマンは、ライブの運営などが忙しくてネタはほとんどしていないという話。数回はやったことあるけど、と。目隠しをして舞台に女座りで一分間じっとしてから、'痒い!'と言いながら転げまわり'ギブアップ'と言って終わる2分のネタをやったところ、会場アンケートで"気持ち悪かった"という感想をたくさんもらった。保岡氏"でも記憶には残ったっていう"。
保岡氏"漫談とかってよく立てますよね"。舞台中央に一人で立つと、普段コンビで立っている位置とは全然違う景色があるのだとか。ぴょこっと中央に飛び出て確認してた。あと、ドルフィンマンはミスマッチグルメのネタを見ているとまたコンビでやりたくなるらしい。
袖に到着を尋ねると、今衣装に着替えてると言いながら出てきたのは梶田氏。MCの様子をモニターで見ていて、二人の距離が縮まったり広がったりするのが気になると。保岡氏"(ドルフィンマンは)最初気さくに話し掛けてくれてたんだけど、こっちが気遣ってるのに気付いたらしくて気遣い出したの"。
まだ準備できないということで、梶田氏を交えて少しだけトーク。保岡氏、梶田氏にも以前会ったことがあるのに初対面だと思っていたらしい。
スパルタ教育がスタンバイできたらしいので三人がハケる。
スパルタ教育は最後に面白い言葉の付く一言ネタ。生で見るのは初めて。とにかくネタが強い! 全身赤タイツで金髪のはみ出てる人に"お前は誰だーッ!"と目を見て叫ばれて何でこんなに笑えるんだろう(笑)。倫理機構にひっかかるようなネタは無かったけど、とにかく強い。意味わからんけどね。
改めてMC登場、一部の出演者から呼び込んでエンディング。告知を募る。
ムートン、ホットケーキ(パンケーキ)&あんどりゅう(…同じライブに出演するため二組一緒に告知)、ヤングチャイルド、梶田学志が順々に告知。
真ん中に押し出されているのに告知は無いと言い張るロンリー氏。合間合間に3回ぐらい振られて、最後に一言求められ、"えー…皆さん、一日一日を大切に"、保岡氏"30を超えないと出てこない言葉ですよ(笑)"。
一部がハケて、二部の演者が登場。一部の最後にハケていったはずのロンリー氏が袖から引っ張り出されて転んでる。ミスマッチグルメのボケの人だったかな、"(自分が)出て行こうとするのを引っ張るから、引っ張りかえしたら全然抵抗する力が無いの!"。そーっとハケていくロンリー氏。……。
告知はア・テンション、ミスマッチグルメ、チキンジョージ、ラヴドライブの順に行われ、ドルフィンマンの采配によりスパルタ教育がラストに持っていかれる。
ミスマッチグルメがライブのチケを一円で売るというので、その後の出演者がチケは一円で売るべきという流れになる。ラヴドラだけは一円じゃ困ると言っていたが。
ラヴドライブのボケ(英日のハーフ)は文字の書かれたTシャツが衣装だったが(ちなみにネタ時と着替えていた)、ミスマッチグルメの事務所ライブにラヴドラがネタ見せをしたときに同じシリーズのTシャツを着ていったら、それを読んだ時点で社長が"合格!"と。その時のTシャツの文字、"混血侍"。
で、いよいよスパルタ教育。普通に3月の事務所ライブを告知後、ドルフィンマン"他には?" スパルタ教育"5月6日に、ヤワラちゃんをバットで殴ります!""5月6日に、吉野屋で暴れます!"と犯罪告知。ドルフィンマンに"えっなんで? なんの理由があって殴るの?"と苛められていた。
最後に次回のイルカの微笑みと、イルカのしっぽの告知を行って、終了。
時間がたつにつれて控え室から漏れてくる煙草の煙で煙幕が張っていく会場ってのはどうかと思うのですが、ライブ自体はなかなか面白かったです。
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